中古車を購入するにはどうする?6つの流れについて確認しておこう

中古車の購入は、車それぞれの状態、装備が異なるため新車の購入とは注意するポイントが多いので、複雑に感じている人もいるのではないでしょうか。基本的な流れは新車と変わらないものの、自分の目で確認しなければならない事が多いため手順ごとに注意するポイントを押さえることが大切です。

 

ここでは、中古車の購入について、その流れを6つの手順に分けて解説します。

中古車購入までの流れ

中古車の購入は手続き的には新車の購入とほぼ同じですが、実際に取り扱う車はそれぞれ前オーナーごとに異なっているため、実際の車種の検討と確認が重要です。ここでは、一般的な中古車購入の流れ、手順についてまとめていますので順に見ていきましょう。

 

予算と購入したい車を決める

中古車購入の最初の手順は、予算を決めて購入する車を選ぶことです。車は、購入したあとも税金や任意保険、ガソリン代、駐車場代など様々な維持費・運用費がかかります。ローンを使用して購入を検討しているなら月々の支払い額にこれらの維持費・運用費を加え、逆算から実際の車の予算を決めると良いでしょう。

 

「あの車に乗りたい」という希望もあるでしょうが、年式やグレード、状態など中古車の場合には新車よりも増えるため、先に予算が決まっていたほうが車を選ぶ基準ができて選びやすいというメリットがあります。

 

予算が決まれば車種を決めて行きましょう。決める際のポイントは主に以下のようなものです。

1.車に乗る人数

2.載せる荷物の量

3.車の用途

4.必要な機能・装備

 

少人数で近所の利用なら軽自動車やコンパクトカー、人数が多いならミニバン・ワンボックス、荷物が多いのであればハッチバッグ、ドライブを楽しむのならセダンやクーペ、悪路も走りたいのであればSUVなどの車種があります。すでに車庫がある場合、車庫のサイズで大きな車は入れない、ということもあるので気をつけましょう。

 

中古車を探して、実車を確認する

およその車種や装備などが決まったら、希望に見合った中古車を探します。近くに中古車販売店があればそこからはじめても良いでしょう。また、インターネットを使って調べるのも良いでしょう。

 

希望に見合った車が見つかったら、一度は実際に車を見に行きます。中古車は、同じメーカー車種でも基本的に状態が異なります。高くても走行距離が短いということもあれば、写真ではきれいに見えたけれど実物は細かい傷や凹みがたくさんあったということもあるからです。

 

見積もりをとる

中古車購入の場合、車の状態やオプションの有無などの違いもありますが、中古車販売店によっても値段が変わるため見積もりが重要です。また、いくつか見積もりを取ることでその車の相場もわかります。

 

「◯年式のこの車は、大体◯十万円だけれど、この中古車はちょっと高いかも」や、「他の中古車やの見積もりと比べて以上に安いけど、理由はなにかな?」といった気づきを得られるのです。片方の中古車には保証があるが、もう片方の中古車販売店では一切保証をつけていなかったということもあります。

 

中古車販売店によって「手数料」も異なります。予算に対して中古車本体の値段だけを見るのではなく、購入にかかる費用全体を知るためにも見積もりを取って詳細に確認しましょう。下取りする車がある場合、その下取り価格や値下げ交渉などもこの段階で行います。その際の「適正価格」を見極めるためにも見積もりは大変重要です。

 

契約に必要な書類を集め、契約する

車の購入は、レジでお金を払えばいいというわけには行きません。さまざまな書類を用意する必要があります。一見大変に見えますが、一つずつ確実にこなしていきましょう。軽自動車と普通車それぞれの購入に必要な書類を確認していきます。

 

軽自動車の場合

・住民票 1枚

・自動車検査証(車検証) 1枚(販売店が用意してくれます)

・自賠責保険証 1枚(販売店が用意してくれます)

・委任状  1枚(販売店が用意してくれます)

※地域によっては「車庫証明書」が必要です。

 

普通自動車の場合

・実印  1本     市区町村の役所で登録

・印鑑証明書 1枚

・車庫証明書 1枚

・自動車検査証(車検証) 1枚 (販売店が用意してくれます)

・自賠責保険証 1枚(販売店が用意してくれます)

・委任状 1枚(販売店が用意してくれます)

 

念のため、自分が用意しなければならない書類を販売店に確認しておきましょう。

 

保険の手続き(加入または対象車種の変更)

次に保険の手続きをしておきます。自賠責保険は販売店が対応してくれますが、任意保険については自分で保険商品を選び手続きをする必要があるのです。任意保険には、運転者にかける保険と車にかける保険などがあります。共有車の場合には、車に対して保険をかけておくと良いでしょう

 

保険の内容、条件は保険商品ごとにさまざまです。いざというときのロードサービスや事故後の交渉など自分にとって必要かどうかよく検討して選びましょう。すでに車を運転していて任意保険に加入している場合は、対象車両の変更手続きを行う必要があります。

 

支払いと納車

最後に、支払いを行って納車です。支払いを現金払いではなくカーローンを利用する場合にいて説明します。カーローンは販売店が斡旋するものの他、金融機関やノンバンクそれぞれ多数の商品があり、金利や条件も異なります。自分の希望する条件に合うものをいくつか比較して検討しておくとスムーズに進むでしょう。

 

現金払いの場合、契約時に手付金を支払い納品時に残りを支払うケースが多くなります。カーローンでの支払い、または現金での支払いのあと通常であれば1~3週間で納品です。納品までの間に、エンジン系統、駆動系、ライト、ブレーキなどの点検が行われます。納品は購入時の契約によって、販売店が持ってきてくれる場合と自分で取りに行く場合とがあります。

中古車購入で気を付けたいポイント

中古車購入の手順は上で説明したとおりになりますが、ここでは中古車購入で気をつけたいポイントについて説明します。中古車は車それぞれ状態が異なります。中古車販売店で実写の確認の時には次の6つのポイントを確認してください。

 

・車検の有無

・メンテナンス状況

・事故歴の確認

・塩害、雪害、水没の確認

・走行距離

・年式

 

車検が切れたものは、その分メンテナンスされていないこともあるので状態をよく確認すると良いでしょう。走行距離は、年式と比較して検討します。年式が新しくても走行距離が10万キロ以上あるものは劣化があるものと考えたほうがよく、年式が古いのに走行距離が以上に少ないものもなにか理由があるはずと考えたほうが良いでしょう。目安としては1年1万キロをベースにして、より少ないものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

中古車購入の手順について説明してきました。中古車購入は、新車の購入と違って色や内装のオプションなどを自由に選ぶことが難しいので、なるべく多くの情報を集め、実際の車を確認することが重要になってきます。可能であれば試乗させてもらい、振動や異音がないかなどを確認すると良いでしょう。

 

千葉県市川市にある「大木自動車サービス」では、レンタカーを主力にしていますが中古車の販売も行っております。整備にもこだわりを持って行っております。軽バン・軽トラックにこだわっておりますので、軽バン・軽トラックなどの中古車をお探しの場合にはぜひお問い合わせください。